この記事では、理学療法士2年目で仕事を辞めようかどうか悩んでいる、そんなあなたの背中を思いっきり突き飛ばして前に進むためのアドバイスをお伝えします。
理学療法士2年目って仕事を始めてやっと自分を持ち始める時期。子どもでいうと自我が芽生えた頃でしょうか。
ただ、自分の考えを持ち始めたものの、技術も経験も足りなくて、「自分はこのままでいいの?」「やりたいことをするにはどうするべきか?」、そんな悩みを抱え始めます。
モヤモヤした気持ちを抱えて仕事を続けるのってしんどいですよね。
そんなあなたに、おっさん理学療法士からの提案です。
もしモヤモヤした気持ちがあるなら、自分の想いや気持ちに素直に従ってください。
違う職場に移るもよし、やりたいことを目指すもよし。とにかくやりたい方向に歩んでみたらいいんです。
この記事では私の2年目を振り返り、あなたが進むべき方向性についてアドバイスをおくります。
2年目って後から考えると意外と大きな分岐点になりえるので、いまの職場で働き続けるにせよ、転職するにせよ、しっかり考えた方がいいですよ。
ぜひ最後までお読みください。
2年目の理学療法士の悩みと不安
理学療法士1年目はすべてが新鮮。
先輩にいわれるように仕事をこなして、技術は不足していても自分なりに精一杯患者さんの治療にあたり。
とにかくバタバタと月日が流れていきます。
2年目になるとこの状態が少し変わります。
バタバタしていた仕事にも慣れて、勉強会に行って他の病院や施設の理学療法士と触れ合う機会も増え、「理学療法士としての自分」ができていく時期です。
いままでは先輩にいわれるがっままやってきたけど、外に出ていろんな価値観を吸収すると、なんとなくモヤモヤと消化できないこともでてくるでしょう。
もし自分がやりたいことが見つかって、いまの職場ではそれが実現できないことがわかると、「このまま勤めていていいのかな」と不安になってしまいます。
特に職場の上司と反りが合わない場合など、人間関係がうまくいっていないときにはなおさらですよね。
科長と壮絶にバトった若かりし2年目の冬
少しだけ私のことを書いておきます。興味がない人は飛ばしてもらってかまいません。
見出しの通りなのですが、2年目の冬に当時勤めていた病院の科長と大ゲンカしました。
私が理学療法士2年目の冬に、当時勤めていた病院が機能評価を受けることになりました。
機能評価とは名前から想像できるように、病院の機能を評価するんですけど、とにかくたくさんのマニュアル作成が必要で、めんどくさい。
ただ、どこの部署が責任を持つべきか、誰がその指示を出してどう伝えるのかなどなど、煩雑になっているいまの仕事を見直すいい機会にはなるんですよね。
それでむちゃくちゃだったリハビリ科の仕事を見直そうとして、自分が楽になれるように仕事を組んでいる科長と思いっきりぶつかったんです。
それが原因で科長に「そこまで文句あるなら辞表出せ」っていわれて、結局3年目の途中で退職しました。
退職したことが良かったのか悪かったのか正直わかりません。
でも、自分の信念に従って意見したことに後悔はないし、転職したら新しい出会いがあって飛躍できたので、退職を選んだことは間違っていなかったと考えています。
そういう意味では2年目だからって、上司のいいなりになったり、自分の成長を妨げになるような職場であれば飛び出すべきだと私は考えています。
理学療法士2年目で転職できるの?
あなたがもし「いまの職場を飛び出してみよう」と思ったとき、一番問題になるのは「理学療法士2年目で転職することはできるのか」だと思います。
これについては問題ありません。転職できます。
2年目でも経験者を求める職場はありますし、要は自分を欲しがっている職場を見つけられるかどうかにかかってきます。
経験年数が5年、10年あれば転職するときにもなにかしらアピールできますが、2年目って中途半端なんですよね。
全く治療技術がないわけじゃないけど、そこまで高いレベルで治療できるわけじゃない。
なので経験が長い理学療法士に比べると、就職活動は少し大変になるかもしれません。
日本では社会人として働く基準のひとつに「3年」という基準があります。おそらく「石の上にも三年」からきてるんでしょう。
上司に相談すると「とりあえず3年がんばってみたら」とか、「3年働かないと転職は難しい」とか、とにかく3年間在籍しろといわれます。
もちろん良い職場で長く勤めることには意味はあるでしょうが、自分が成長できるかわからない職場に長く居続けることには意味がありません。
それなら1日でも早く動き出す方がいいでしょう。
2年目理学療法士が転職で失敗しないようにするには?
上でも書いたように、2年目の就職活動成功の鍵は、2年目のあなたを求める職場を探すことです。
2年目のあなたが転職を希望しているように、どこかに必ず2年目のあなたを欲しがっている病院や介護施設が必ずあります。
そこに自分が就職する、簡単でしょ?
もし転職活動に不安があるなら、理学療法士の転職サイトを利用してください。
転職サイトとは、無料で利用できる就職先紹介所のようなものです。
転職サイトを利用すると、エージェントと呼ばれる担当者があなたの希望を聞いてくれます。
エージェントは理学療法士の転職を数多く扱ってきたプロなので、1年目であろうが、2年目であろうが、その人に合わせて転職活動をサポートしてくれます。
また転職活動では、相手方に電話して見学や面接のアポをとったりするのが面倒ですよね?こっちも仕事をしてて忙しいのに、相手の都合に合わせないといけません。
そんな面倒な見学や面接の調整もエージェントがあなたに変わってやってくれます。
しかも、条件に納得できなければ、給料や休みの交渉もしてくれます。
2年目理学療法士の転職でいえば、履歴書や面接に不安があるかもしれませんね。
でも大丈夫。
転職サイトを利用して就職活動する場合、履歴書の添削や、面接の指導・アドバイスもしてくれます。
しかも条件が合えば、面接にもエージェントが同行して、わからないことを聞いてくれたり、条件をその場で交渉してくれたりします。
私も40代に入って転職するときに、『PT・OT・ST WORKER』を利用しました。
40代で転職するってなかなか厳しいけど、待遇は落とさずに再就職できました。
もし迷っているなら、登録してエージェントに話を聞いてもらうだけでもOKです。
登録した後に心が変わって、「やっぱり仕事は辞めません」でもお金はかかりません。
いまより良い条件があれば転職すればいいんです。
後悔しないように、あなた自身の気持ちを大事にしてくださいね。