今回は理学療法士が転職するときの、ベストな時期やタイミングについてお伝えします。
理学療法士が転職しようと考えたとき、「転職にベストな時期ってあるのかなぁ?」と考えたり調べたりする。
いまこの記事を読んでるあなたもそうじゃないかな?
でも最初にはっきりいっておく。
理学療法士の転職にベストな時期なんてないぞーーー!!
そしてこの記事の結論をいうぞ。
ベストな転職のタイミングは自分が辞めたいときじゃーーー!!
あぁ、すっきりしたww
なぜ理学療法士の転職にタイミングがないといいきれるのか?
今回は転職時期で悩んでいる理学療法士に、その理由をしっかり解説する。
- 理学療法士の転職によい時期やタイミングがないことがわかる。
- 理学療法士はどのタイミングで転職すべきなのかがわかる。
- よい時期に転職するために理学療法士におすすめの方法がわかる。
結論はいっちゃたんで、理由が知りたい理学療法士や、転職の時期やタイミングで悩んでる人は読んでみて。
理学療法士の転職に時期やタイミングはない理由は運も関係するから
何度もいうけど、理学療法士の転職にベストな時期やタイミングはない。
なぜなら転職は自分の都合だけでうまくいくものじゃないから。
転職したい時期がかぶるとライバルが多くなる
「求人件数が増える時期を狙って転職しろ!」っていろんなサイトやブログには書いてある。
いいたいことはわかる。だって求人件数が多いんだから、それだけ就職しやすそう。
でも求人件数が多い時期は転職には有利そうだけど、そうではない場合もある。
たとえば、1月・2月には求人件数は多くなる傾向にある。でもこの時期には転職活動をする理学療法士も増える。
だから求人件数は増えても転職希望のライバルも増えることになる。
これは賃貸マンションを探すことをイメージするとわかりやすい。
賃貸マンションを退去する人(=退職するPT)と、賃貸マンションを探す人(=転職先を探すPT)が一番多いのは1~3月。
就職や入学の時期と重なるからね。
少しでも良い物件を見つけるために必死で不動産屋をまわっても、賃貸マンションを探す人も多いので、なかなか見つけられないことも多い。(経験者ならわかるだろう)
「その物件、さっき決まっちゃいました」と不動産屋のおきまりの言葉を聞くこともしばしば。
ライバルが増えると空いた部屋の奪い合いになるので得しない。
理学療法士に話を戻す。
賃貸マンションを退去する人は「退職するPT」、賃貸マンションを探す人は「転職先を探すPT」となる。
そう置き換えると理学療法士でも同じで、退職者が増える時期には転職希望者も増える。
理学療法士が就職できる数は決まっているので、イス取りゲームのように早い者勝ちになってしまう。
「なんかわからんけど、とりあえず求人が出てたから就職した」と、急いで就職すると後悔するよ。
あなたが転職を考える時期には、みんなも同じように考えていると理解しておくこと。
転職したい時期に自分が希望する求人があるとは限らない
求人件数が増える時期には、大きな病院から介護施設までさまざまな求人が出てくる。
それだけ考えるとこの時期が狙い目であるような気もする。
ただその中に自分が希望する職種や、条件をクリアする就職先があるかどうかは別問題。
さきほどの賃貸マンションの話に例えると、1~3月で物件がたくさん出る時期に、自分が希望するマンションが見つかるかどうかはわからない。
逆に8月に急に空いた部屋が自分の理想だったりすることもある。
転職したいと思った時期に出る求人から探す、これが現実。
ひとつだけ例外があるとすれば公務員の求人。
公務員の求人は前年の夏から秋に採用試験があり、4月から働き始めるケースがほとんどだから。
公務員になりたいのであれば、そのサイクルを狙って転職するしかありません。
自分が辞めたい時が辞め時という考え方もある
テレビ朝日の「アメトーーク」の人気企画『家電芸人』で、チュートリアルの徳井さんがこんなことをいってました。
家電は安くなる時期がある(例:エアコンは9月、プリンターは秋)ので、「もうちょっと待ったら安くなる」と待つ人がる。
でも少し待ったからといって、その商品が半額とか、アホみたいに安くなるわけじゃない。
しかも待っている間に新製品が出るとそちらが欲しくなって、「また安くなるまで待とう」とやっていたら、一生買うことができない。
買いたいときが買い替えるときなのだと、徳井さんは表現していた。
理学療法士の転職も同じです。
その職場に不満が積み重なったり、その職場ではできない何か新しいことにチャレンジしたくなったりしたら、それが辞め時。
不満ややりたことを隠して働き続けても、いい仕事ができるわけがないし、ダラダラ働き続けると転職しても新たな気持ちでスタートダッシュできなくなる。
もしかしたら、そのまま働き続けたら体調を崩したり、鬱になって仕事が嫌いなったりする可能性もあるでしょ?
それって本当にもったいない。
だからこそ、「辞めたい」と思ったときに「辞める方向で動きだす」のが、ベストなタイミングだといえる。
自分のベストなタイミングで退職し、新しい職場で再スタートを切れると最高ですよね。
ここまで読めば、転職には時期なんて関係なくて、辞めたいと思ったときが辞めときだとイメージできると思う。
ただ、辞めたいタイミングに希望する条件の転職先があるかはわからない。
だったら、発想を転換してみて。
辞めたいときに希望する転職先を探すんじゃなくて、希望する転職先が見つかったら辞める。
そのために転職先を探さないといけないんだけど、希望する転職先を見つけるのもけっこう難しい。
そこでおすすめしたいのが転職サイト。
理学療法士の転職サイトでは、転職を専門に扱うキャリアアドバイザー(担当者)がいて、あなたの転職をサポートしてくれる。
キャリアアドバイザーに自分の希望を伝えるだけで、希望に沿う求人を探してくれる。
転職サイトの利用は無料。
私も40代で転職するときにPT・OT・ST WORKERという転職サイトを利用しました。
PT・OT・ST WORKERはよく広告に出てくるので知ってるかもしれませんね。
キャリアアドバイザーとは何度も会って、細かく希望を聞いてもらいました。その結果、40代でも年収はアップしましたよ。
PT・OT・ST WORKERのいいところは、拠点が全国にあって求人数がめちゃくちゃ多い。
忙しい人は電話やメールでサポートしてもらえるので問題はない。
登録して希望する条件だけ伝えておけば、あとは勝手にすすめてくれるのでこちらは吉報を待つのみ。
とりあえず登録して、転職について相談するもよし、良い条件があれば転職するのでも大丈夫。
登録は3分でできるので、とりあえず登録だけしておいて話だけでも聞いてもらおう。
理学療法士が転職する時期やタイミング
そうはいっても「結局何月がいいの?」と動き出しにくい人のために、ここからは一般的な理学療法士の転職時期について解説もしておく。
理学療法士が転職を考える時期とタイミングは大きく分けると4つある。
心機一転新しいことを始めるならやっぱり4月
まずは4月。おそらくこれが一番多いんじゃないかな。
理由は簡単で、年度の切れ目で一番キリがいいのはやっぱり4月だから。
あと新卒が入職する時期でもあり、自分が辞めた代わりの人を確保しやすいので、3月末に退職し、4月から新しい職場で働く理学療法士は多い。
ただし円満退職を考えて、後釜が入りやすい4月に退職したとしても、後釜になる理学療法士が必ず入る保証はない。
あくまで「代わりの人を確保しやすい」だけね。
金の切れ目が縁の切れ目?ボーナス後には退職者が増える
次に多いのが夏と冬のボーナス(賞与)後に辞めるパターン。
ボーナスはまとまったお金がもらえるので、「もらっておかないと損!」という考えが働いて、ボーナスをもらった後に退職する。
あと、ときどき上司が「ボーナスもらうまではいたら?」と提案することもある。
ボーナスをもらって辞める場合は、時期的に少し余裕をもって辞める人が多いのが特徴。
なぜなら、ボーナスをもらってすぐのタイミングで辞めようとすると、もらえない可能性や人事考課で減らされる可能性があるから。
夏のボーナス後に辞める場合は7月末ではなく8月末退職、冬のボーナス後に辞める場合は12月末ではなく1月末退職が多いかな。
新卒理学療法士は五月病で辞めていくことも多い
3つ目は新卒に多いケースで5月・6月に辞めるパターン。
つらい実習を乗り越えて、国家試験を経て、「さあこれからがんばるぞ!」と思っていた理学療法士の仕事が想像と違った、なんてことはよくある話。
業務に追われて、理学療法士の楽しさが見えずに、2~3ヶ月で新卒が辞めていくことがある。
職場やフタッフとの人間関係に行き詰まったとき
これはどちらかというと、辞めたいときに辞めるという感じ。
円満退職やボーナスのことも大事だけど、もっと大事なのはあなた自身。
精神的に追い詰められたり、体力的に参ってしまう前に辞めるのが正解なのかも。
その他、結婚や出産、子どもにお金が入り用になったなど、ライフステージに関係する時期もある。
理学療法士の求人件数が増える時期
理学療法士が求人を考える時期やタイミングはなんとなくイメージできたと思う。
実際、理学療法士の求人件数が増える時期はあるのかというと、理学療法士の求人件数が増える時期はある。
具体的には、
- 1月・2月
- 8月・9月
- 6月
に求人件数は増える傾向にある。
それぞれに特徴があって、
【1月・2月】
12月のボーナスで辞めるPTがいるし、3月末でも辞めるPTもいるから募集しておかないと。あと新規事業も始まるし人もいるよね。
→新卒・既卒どちらもOK
【8月・9月】
夏のボーナスもらって辞めるPTがいるから、年度の途中やけど募集しておかないと。
→既卒向けの求人
【5月・6月】
4月に入った新卒がもう辞めてしまった。早く人を補充しないと。
→既卒、どちらかといえば若手向けの求人が多い
とうい感じかな。
ただ、上でもいったけど、このタイミングを狙って転職活動するのはおすすめしない。
ライバルが多くなるし、本当に自分が希望する条件の転職先があるかはわからないからね。
やっぱり希望する転職先が見つかったタイミングで転職するのが理想だと思う。
まとめ
今回の話をまとめます。
- 理学療法士がよく転職する時期はたしかにあるし、求人件数が増える時期もある。
- 辞めたいときが辞め時!求人件数が増える時期に合わせる必要はない。
- 辞めたいときに希望する転職先を探すんじゃなくて、希望する転職先が見つかったタイミングで辞める。
転職はいま勤めている職場の終着点であると同時に、新しい職場でのスタート地点にもなる。
うまくスタートができるように、退職から再スタートの流れも大切しよう。
そうはいっても「そんなに転職活動がうまくいくかなぁ」ってやっぱり不安がある人がいる。
辞めたい気持ちはあるけど、いつ次の職場が見つかるかわからないのが不安だから一歩踏み出せいんよね。
そんなときにはさっきもいったけど、転職サイトを積極的に使ってみて。
登録して希望する条件を伝えるだけで、あとは担当者が全部やってくれる。見学日や面接日の設定、条件交渉もね。
それでいて、登録から就職まで一切お金がかからない。
さらに転職後に「希望してた退勤時間になっても拘束される」「ボーナスがいわれていた額もらえない」など、雇用条件と違う扱いを受けたときにもアフタフォローしてもらえる。
おすすめはPT・OT・ST WORKERという転職サイト。
私が利用したときも担当者は親身に相談にのってくれて、本当に助かった。
自分の理想の転職を叶えるなら、一人よりも何か武器があった方がいい。そういう意味で転職サイトはうまく利用してみてね。
登録はすぐにできますよ。