理学療法士のみなさん、転職時にはもちろん給料交渉しますよね?
あれ?もしかしてお金の話をせずに転職しようとしてる?
それはめちゃくちゃもったいない!
給料をぐっと上げられるのは転職のときくらいですよ。
そんな最大のチャンスにお金の話をしないなんて、かなり損。
なので今回の記事では理学療法士の転職時の、給料交渉の方法について書いていく。
ちなみにこの記事の要約はこんな感じ。
- 給料交渉するには、交渉可能な病院や介護施設を選ばないといけない。
- 転職して得たい給料はしっかり伝える。
- 希望条件に届かない場合は辞退する選択肢も。
- 自分で給料交渉できない人は転職サイトを活用するべき。
給料交渉できる病院や介護施設の見分け方って知ってますか?あまり他のサイトでは書かれてないもんね。
転職時に少しでも給料を上げたいと考えているなら、ぜひ最後まで読んでください。
理学療法士が転職時に給料交渉するには交渉可能な病院や施設を選択
まず一番大事なことはこれ。
給料交渉をするなら、給料交渉ができる病院や介護施設、事業所を選択するしかない。
当たり前といえば当たり前やね。
たとえば求人票に「当院規定により支給」と書かれていれば、その病院独自の給与規定がある。
あと国家公務員でも地方公務員でも給与の規定がある。
「私は脳外科のリハビリをがんばってきました」といっても、がんばってきました代がもらえるわけではない。
交渉できるかどうかはどう見分けるの?
求人票を見ればわかるよ。
求人票に次のような文章があれば、給料交渉できる可能性が高い。
- 経験年数による
- 経験者優遇
- 経験者は要相談
- 能力を考慮の上、決定します
- 経験加算あり
ただし、こういう表現があっても100%上がるかといえば、そうではない場合もある。
なんで?
書いてるように、その人の能力や経験によるから。
あなたにすごい能力や経験があって、転職先で生かせそうなら給料交渉してお金を上げてもらうことができる。
逆に箸にも棒にもかからないような人なら、転職先の病院や施設だってより高い給料を支払う理由がない。
そしたら普通の理学療法士は給料交渉なんて難しいやん。
働くまで実際の能力はわからんから、「○○をがんばってきました」っていうたらええねん。
ウソはあかんやろ?
ウソはあかんから、ちょっとだけ虚勢を張る感じかな。
「当院規定により支給」と書かれていても、ひとつだけ例外がある。
それはヘッドハンティングされた場合。
病院側が「ぜひ来てください!」とお願いした場合は、病院規定はある程度無視して交渉することができる。
理学療法士として転職してもらいたい給料ははっきり伝える
理学療法士の転職時の給料交渉では、あなたが欲しい給料をはっきり伝えましょう。
なぜなら、給料を上げるチャンスは転職時しかないからはっきりさせておいた方がいい。
これは本当に重要。給料を上げるなら転職時のワンチャンのみ。入職してから上げてくだいっていっても絶対無理。
そのあたりの話はこちらの記事に書いてます。
もしかしたら、あなたが希望する給料はもらえないかもしれない。
でもここで妥協したり、うやむやにして就職すると後悔することになる。
ひとつ疑問なんやけど、給料交渉なんていつするの?
見学か面接のときやな。
給料交渉は見学か面接のときに行うが、どちらかというと見学時に済ませる方がいい。
見学時点でいただける給料がわかれば、面接にすすむかどうかもそこで判断できるから。
あと見学時にはこちらがいろいろ質問するので、給料がいくらになるかも質問しやすい。(※面接では面接官が質問する機会が多い)
気が利く病院や施設なら、担当者が経験年数や年齢を聞いて、その場で試算してくれる場合もある。
給料交渉しても希望する給料に至らない場合は辞退する
いくら給料交渉が可能な病院や施設でも、もしかしたら、あなたが希望する給料を提示してくれないかもしれない。
そんなときは縁がなかったときっぱり諦めよう。
ここで「まあ、いいか」とうやむやにして就職すると絶対後悔するから。
休みとか業務内容とか、他のは希望通りやったらどうする?
希望ラインと妥協ラインと作っておけばいい。
仕事のやりがいや休日の多さは大事。それはわかる。
でも給料もやっぱり大事。
何度もいうけど、給料を飛躍的に上げられるのは転職時だけだから。
交渉できる幸せな状況なら、しっかり交渉して1円でも高い給料を勝ち取った方がいい。
でも給料以外が、すごく理想的ならすごく悩むと思う。
そんなときは妥協ラインを超えるかで決めよう。
何なん、妥協ラインって?
ここまでなら最悪下げてもいいっていうラインね。
妥協ラインが決めにくい人は、“いまの月給以上”とすればわかりやすい。
たとえば、希望額が月給40万円で、転職先から提示された給料が35万円だったとする。
希望には5万円届かなくても、たとえばいまの月給より増えるならOKとすればいい。
将来的に給料は絶対伸びないから、いまより少しでももらっておく方がいいよな。
“いまの月給以上”にしておけば、自分も納得しやすいわ。
以前、あるリハビリテーション病院への転職を考えていたときの話。
当時私は中堅と呼ばれる年齢・年代で、若手が多い職場にはよく声をかけてもらった。
そんな中、知り合いの紹介であるリハビリテーション病院に見学にいくと、科長から「ぜひ来て欲しい!」と、ここでも歓迎された。
求人票に書かれていた給料についてその科長に質問すると、「院長と一回話してもらえる?面接とかそんなかたい感じじゃないけど、まずは話してからね」とのこと。
後日時間が指定されて、指定された部屋に入ると、院長と科長、主任、それと事務長が前に座っていて、1対4の面接が始まった。
「おいおい、どこかざっくばらんやねん」と心の中でツッコミながら、20分に及ぶ長い面接が終わった。
その後別室で待っていると、事務長が入ってきて、入職後の給料を提示された。
求人票に書かれていた給料との違いがわからず。
事務長に「どこか変わってますか?」と尋ねると、「基本給が500円上がっています」とのいわれた。
500円って!
有給で仕事を休んで、ざっくばらんに話すといわれていたのにがっつり面接されて、それでアップしたのは500円。
めちゃくちゃ腹立ったけど押し殺して、「家族と相談して返事させてもらいます」といって席を立った。
もともとそのリハビリテーション病院の求人票に書かれていた給料は、当時勤めていた病院の給料よりちょっとだけ少なかった。
なので「5000円くらいでも上がったらなぁ」なんて、家を出る前に嫁さんと話していた。
でも500円。嫁さんにメールしたら「ないわ」とたった3文字の返信があった。
断ったのはいうまでもない。
これはほんまに苦い経験。
500円アップ事件なww
お金の話が苦手な理学療法士は転職サイトを選択した方がいい
ここまで話してきてふと疑問に思ったけど、あなたは病院見学にいってお金の話ができる?
医療従事者って給料やお金の話をするとすごく嫌な顔をする。
お金のことはさておき、患者さんや利用者さんのために尽くすという文化がまだまだ根深く残っている。
お金がすべてじゃないけど、すべてにお金が必要。
お金の話を抜きにして仕事を決めるなんて本来ないはず。
なのに就職活動時に給料のことを聞くと、「あいつはダメだ」みたいにいわれる。
だから「もう少し給料を上げて欲しい」なんていえない人も多いと思う。
何度もいうけど、転職時以外に給料をぐっと増やせる機会はない。
転職で人間関係をリセットして、新しいやりがいを見つけたいと思うように、いまよりも高い給料をもらいたいと思ってもいいんじゃね?
もしあなたが「見学にいってもお金の話なんてできない」というなら、ぜひ転職サイトを利用して欲しい。
転職サイトはいわば就職先を斡旋してくれる紹介所のようなもの。
登録すれば、担当者があなたの希望を聞いて、希望に沿う転職先を探してくれる。
一番いいと思うのは、見学と面接以外は担当者がすべてやってくれること。今回の話に関することでいうと、給料交渉も担当者がやってくれる。
あなたが何年目で、どんなキャリアであるかを伝えておけば、担当者が転職先にかけあってくれる。
見学や面接前に給料がわかるってほんと楽。その給料で就職するかどうか決められばいいから。
さっき体験談で書いたように「面接が終わってから提示します」や「履歴書が届いてから判断します」という病院もあるけど、これってほんと無駄な時間。
面接に行くとなると有給を使わないといけないし、何よりいまの職場に転職活動をしていることがバレないようにしないといけない。
履歴書書くのも時間かかるし面倒でしょ?
そういう意味では、転職サイトの担当者にお金の話を丸投げできるのは本当にありがたい。
見学や面接のアポも担当者がとってくれるのでめちゃ楽です。
理学療法士の転職サイトは無料で利用できる。
もし就職活動時に給料交渉ができないやさしい人は、絶対転職サイトを使った方がいいよ。
転職サイトのおすすめは『PT・OT・ST WORKER』
PT・OT・ST WORKERは転職業界では最大手のひとつだから、全国どこからでも対応してる。
あと個人情報の保護にも力を入れてるから転職活動がいまの職場に漏れる心配もない。
これから転職活動するって人も、いますぐ転職するわけじゃないって人もOK。
担当者は理学療法士の転職のプロだから、就職市場がどんなものか聞くだけでもいいよ。
まずは登録して話を聞いてみてね。