理学療法士が転職するときには絶対、絶対、絶対に注意するべきポイントが2つあります。
その2つのポイントを守らないと転職活動がうまくいかなくなったり、邪魔されたりすることがあります。
そのポイントとは次の2つです。
- 周りにバレたらややこしいからとにかく慎重に行動する
- 不退転の決意を持つ
知っているようで知らない、できるようで実はできない、転職時ポイントを一緒に見ていきましょう。
これから転職を考えている人がうまく転職するために、必須のスキルですよ。
理学療法士は転職時には慎重に行動する
まずひとつ目は慎重な行動。
これにはいくつかの意味があります。
いまの職場の同僚には転職活動をしていることを絶対にいわない
理学療法士が転職するとき絶対にやってはいけないのは、「転職先を探している」と同僚にいうことです。
同僚とは、仲の良い同期はもちろん、お世話になっている先輩、可愛がっている後輩もです。
上司にいうなんてもってのほか。
転職しようとしているのがバレるとやっぱりダメ?
ダメやね。マイナスになることはあっても、プラスになることは絶対ない。
たとえば上司に転職活動をしていることを知られると、「こいつはもう辞めるんだから」という目で見られるようになります。
そうなるとどんなにがんばっていても、がんばっているように見られませんし、仕事で何かミスがあると必要以上に責められたりします。
また責任のある仕事を任せられることもなくなりますし、そうなると人事考課に響いて昇給やボーナスにも影響してきます。
なるほど。たしかに辞めるって決まったら、他人みたいに扱われるもんね。
そうやねん。辞めるまでは同じスタッフなのに、去る人間には冷たくなるよな。
でも仲が良いスタッフにはこっそり伝えてもいいんじゃないかって考えるかもしれませんが、仲が良い人でも絶対に話さない保証はないので、基本的には決まってからいうた方がいいでしょう。
それでも、どうしても仲が良い人に話したい場合もあるでしょう。
そんな場合は「良い条件があれば転職したいなぁ」とか、「この病院って将来的にどうなんやろうなぁ」とか、転職に関する具体的な話はしないようにしましょう。
理学療法士の転職では見学や面接も慎重に
いまの職場を辞めて転職する場合、見学や面接も慎重にする必要があります。
見学と面接に慎重?どういうこと?
これは理学療法士ならではの事情なんやけど、職場の同僚の知り合いがおる可能性があるからな。
以前私が就職の窓口を勤めていた施設に、ある病院のスタッフから見学希望の電話がかかってきました。
なんと電話をかけてきた理学療法士が勤めている病院というのが、私の専門学校の同級生が科長をしている病院でした。
電話をしてきた理学療法士は、私とその科長が同級生であることを知らなかったようで、事情を話すと気まずそうにしていました。
これは稀な例かと思いきや、理学療法士の業界ってめちゃくちゃ狭いです。
大きな病院なら必ずといっていいほど知り合いがいるか、自分を知っている人がいる可能性があります。
特に30代、40代である程度経験年数があると知り合いも多いので、うかつに行動すると自分の上司や同僚に噂が伝わってしまうことがあります。
見学に行く前にどんな理学療法士が勤めているのか、そこまで知ることは難しいでしょう。事前にすべて知るのは無理ですよね。
100%は無理でも、噂が広まる可能性を減らすなら、転職希望の病院や施設に行くときには、仕事後などできるだけ人がいない時間に行けばいいでしょう。
科長に会わないわけにはいきませんが、それ以外のスタッフと顔を合わすことを少なくする方法はあります。
あと見学は完全にプライバシーの問題(個人情報)だから、他言しないようにお願いしておきましょう。
最近は個人情報の取り扱いがうるさくなってきたから、べらべらしゃべる人はいないでしょうけどね。
理学療法士の転職は不退転の決意で望む
もうひとつが不退転の決意です。
Googleで「不退転」と調べると、
一般に、何事にも屈せず固く信じて心をまげないこと。
と書かれています。
つまり「転職する」と決めたら、何があっても意志を貫いて転職するってことです。
転職したいって思う人ならそれって普通じゃない?
そうでもないよ。決意したつもりでも「やっぱりやめます」って後戻りすることもあるからなぁ。
転職をしようと動き出すってことは、何かしらいまの職場に不満があるか、自分がその職場ではできないことを外に求めています。
その気持ちがどれくらいのものかは人それぞれでしょうが、そんな気持ちのまま働き続けていると、良い仕事ができるわけがありません。
転職していく同僚を何人も見てきましたが、自分の意志を貫いて辞めていった人の方がその後成長しています。
逆にふわふわした感じで、隣の芝生は青く見えて辞めていった理学療法士は、その後も転職を繰り返している。
要は理学療法士として何がしたいのか、なぜいまの職場を辞めて転職する必要があるのか、それをはっきりさせないと。
転職に関して誰に聞かれてもしっかり答えられるくらいでないとダメってことです。
そこまで突き動かすものがまだないとあかんのやね。
それだったら、まだ転職時期じゃないかもね。
理学療法士の転職はいろいろ面倒です。
求人がでている病院や施設を自分で探さないといけませんし、休みをとって見学に行ったり、面接に行ったりしないといけません。
そんな手間があったとしても、「私は絶対に転職するんだ」と不退転の決意で挑む必要があるのです。
まとめ
理学療法士の転職時の2つのポイントについてお伝えしてきました。
長くなったのでまとめます。
- 理学療法士が転職するときはとにかく慎重に。誰にもいわずに、バレないように行動しよう。
- 転職したい気持ちは本当なの?誰に何をいわれても屈しないくらい強い意志がそこにあるのか?
この2つのポイントは注意しましょうね。
バレずに理学療法士が転職活動をするには?
バレないように、理学療法士が転職活動をするおすすめの方法をひとつご紹介しておきます。
それは転職サイトの利用です。
理学療法士の転職サイトとは、転職先を紹介してくれるサービスです。
登録して自分の希望を伝えれば、担当のキャリアアドバイザーが希望に沿った転職先を探してくれます。
転職サイトは上場企業も多いので、プライバシーポリシー(個人情報保護に関する方針)がしっかりしています。
自分が転職活動している情報が、同僚に漏れることはありません。
転職活動で面倒になる見学や面接のアポイントメントも、担当者が自分の希望を聞いてとってくれます。
これでこっそり休み時間に電話しにいく必要もありません。
転職サイトは無料で利用できますので、もし転職活動を内緒ですすめたい人は利用してみてください。
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