理学療法士が転職するときに、休みが多いか少ないかは気になりますよね。
そりゃ、休みは多い方がええわ。
誰でもそうやろうね。
一方で、休みがちょっと少なくても、年収が上がるならちょっと迷いませんか?
それは悩むなぁ。
やろ?
実際、転職するときに、休みか給料、どちらを重視すべきか選択に迫られることも少なくない。
理学療法士って年間どれくらい休みがあるもの?
調べたけどどこにもデータがなかったから今回調べてみた。
- 理学療法士の平均年間休日数がわかるので、自分の職場と比べられる。
- 転職時に休みか給料、どちらを重視すべきか、ケース別に解説する。
- 年間休日と年収と、もうひとつ忘れがちな勤務時間についても解説する。
これから転職する人にはぜひ知ってほしい、他では聞けない話題となっています。
気になる人はぜひ最後まで読んでね。
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理学療法士の平均年間休日は111.9日(俺調べ)
結論を先にいうと、理学療法士の平均年間休日数は111.9日。おおよそ112日となりました。
今回は完全に俺調べ。
あんた調べやったら、バイアスかかってるちゃう?
できるだけバイアスはかからんように、こんな方法で調べた。
- ある日のハローワークインターネットサービスの理学療法士の全国の求人を検索
- 上位100施設を採用
- 各求人情報詳細に掲載されている年間求人数を採用
- 施設の内訳は下記参照
- 同グループの求人は除外
- クリニックで「木・土午後休み」のように休日数が正確にカウントしにくいものは除外。
内訳は、
- 病院:31件
- 介護老人保健施設:9件
- 特養:3件
- デイサービス:20件
- 訪問看護ステーション:17件
- 診療所・クリニック:8件
- 有料老人ホーム:3件
- 放課後デイサービス:9件
年間休日はハローワークの求人情報詳細に書かれてるこの数字ね。
この平均をとったところ、理学療法士の平均年間休日が111.9日だった。
ちなみに年間休日最高は130日、最低は98日。実に32日の休日数の差があった。
この数値ってどうなの?正しいの?
正しいかどうかはわからんけど・・・。
裏付けをとるために調べてみると、厚生労働省にこんなデータがあった。
平成29年(又は平成28会計年度)の年間休日総数の1企業平均は107.9日(平成29年調査108.3日)、労働者1人平均は113.7日(同113.7日)となっている。
1企業あたりの平均休日数107.9日、労働者1日では113.7日。
1企業よりも労働者1人の休日が多いのは、企業が営業している日でも個人には夏季休暇や特別休暇などが与えられるから。
この調査で医療・福祉産業は、年間休日総数の1企業平均が109.1日、労働者1人平均が111.5日となっている。
俺調べが111.9日で、厚生労働省の医療・福祉のデータが111.5日。
そしたら大きくハズレてないみたいやな。
1年は約52週間と考えると、完全週休2日で年間休日は104日。そこに夏季休暇3日、年末年始(12/30~1/3)の休暇で112日となる。
実際ハローワークの求人情報でも、このパターンが一番多かった。
ここに有給休暇を取得すれば、その分休日数は増える。
ちなみに大手企業勤務の私の兄弟に聞いてみたところ、2018年の年間休日数は130日だったそうです。
病院や介護事業所で年間130日も休みがあるところはあまりないですね。
医療従事者からすると、一般企業は羨ましい・・・。
理学療法士の転職で休みと給料はどちらを重視すべきか?
理学療法士の年間休日数がわかったところで、実際に転職するなら給料とどちらを重視すべきか。
これはその人の状況によると思う。
全然答えになってないやん。
だって人それぞれ求めるものが違うやん。
たとえば、若手の独身理学療法士で考えてみよう。
独身であれば家族サービスの時間は必要ないから、ある程度休みが少なくても給料があった方がいいと考える人が多い。
一方で、ある程度の給料でもいいから、休みが多くて旅行やお出かけをしたいという人もいると思う。
既婚で子どもがいる理学療法士ならマイホームや子育てにお金がいるから、多少休みは少なくてもお金が欲しい人と、家族サービスのために休みが必要な人に分かれる。
それはそうやけど。
じゃあひとつだけ判断する基準を書いておくわ。
あなたが転職しようと考えたときに、以下の条件で迷ったとしましょう。
- A病院:年収430万円、年間休日数104日(完全週休2日のみ)
- B病院:年収400万円、年間休日124日(完全週休2日+祝日+夏季休暇+年末年始)
- 病院の規模や内容、通勤時間などは今回は考えないものとする。
年収はA病院の方が30万円高いが、年間休日はB病院の方が20日多い。
どっちを選ぶ?
迷うなぁ。
ここで、ちょっと違う角度から考えてみよう。
B病院の場合、年間の出勤日数は365-124=241日となる。
年収400万円を241日で割ると、400÷241=1.67万円。
これにA病院との年間休日数の差20日をかけると、33.4万円。
何がいいたいの?
休みをお金に換算すると、Bを病院は年収433万円くらいの価値ってこと。
理学療法士が転職するとき、年間休日や年収の数値に目がいくことが多い。
でも年間休日の差を年収に換算してみると、労働の対価は逆転することもある。
たとえ30万円年収が高くても、休みが少なければあまり意味がなくなってしまう。
もしあなたが転職するときに、年間休日と年間休日の差で迷ったら、年収に換算して比べてみるとわかりやすい。
理学療法士の転職時には年間休日と年収以外にも勤務時間に注目する
休みに関連して、もうひとつ転職時に注目するべきは勤務時間。
なぜなら、勤務時間の差が年間で40日分以上の差を生むことになるから。
一般的な勤務時間は9時から18時など9時間勤務(8時間労働、休憩1時間)の職場が多い。
一方で、9時から17時(いわゆる9時5時)で8時間勤務(7時間15分労働、休憩45分)の職場もある。
1日差で見ると、勤務時間1時間、労働時間45分の差だが、年間で考えるとかなり大きくなる。
労働時間に着目して、さきほどの例に当てはめて考えてみよう。
- A病院:年収430万円、年間休日数104日、8時間労働
- B病院:年収400万円、年間休日124日、7時間15分労働
A病院の1年間の総労働時間は、(365日-104日)×8時間=2088時間。
一方、B病院の1年間の総労働時間は、(365日-124日)×7時間15分=1747時間15分
実にその差は340時間45分。
これを1日8時間労働だとして8で割ると、42.6日分に相当する。
ちょっと途中からわからんねんけど。
1日45分労働時間が長いと、40日分以上の労働に相当するってこと。
1日たった45分の労働時間の違いだが、年間で考えると40日分以上労働に相当するのでかなり大きい。
言い換えれば、1日45分勤務時間が短いと、40日以上休みが多いといっても過言ではない。
勤務時間の差は、年間40日分以上の労働を生むことになる。
転職時には年間休日数と年収以外にも、勤務時間にも注目しよう。
まとめ
理学療法士の休日と年収について書いてきた。
長くなったのでまとめる。
- 理学療法士の年間休日数の平均は約112日。いまの勤務先と比べてみよう。
- 転職時は休日数を年収換算すると比較しやすい。
- 休日以外にも勤務時間は年間で見ると大きな差を生むので超重要。
これから転職するなら、今回の情報をぜひ活用してみてね。
求人数は2万5千件以上で業界最多レベル。理想の職場がきっと見つかる。