そうだ転職しよう!でも理学療法士が転職するってダメなこと?

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転職するって決めたら何も気にしなくてもいいんです。

転職は決して悪いことではなく、未来の新しい可能性を作るひとつの方法です。

今回の話を読めばしっかりわかってもらえると思いますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

理学療法士の転職の足かせとなるふたつの問題

理学療法士が転職しようと思ったとき、気になることがふたつあると私は考えています。

PTが転職時に気にすること
  1. 「転職することで悪く見られたらどうしよう」という他人の評価
  2. 「転職していまよりも条件や環境が悪くなったらどうしよう」という未来への不安

理学療法士に限らず職場を変えることに罪悪感を感じている人が多いです。

妻ちか
日本では転職する人に対しては「仕事が続かない人」っていうレッテルを貼って、冷たい目で見ることが多いからなぁ。
<br /> ゆういち
そうやね。でも転職するときには他人の評価とか、転職することへの不安とか、そういうものは全く気にしなくてもいいと思うねん。
妻ちか
それはなんで?
<br /> ゆういち
だって仕事をどうするかどうかは自分の問題だし、それよりも考えるべきことがたくさんあるから。

転職するときに罪悪感やネガティブな要素は持ち込まなくてもOKです。

その理由について次に詳しくお話していきます。

理学療法士には「石の上にも三年」は当てはまらない?

女性理学療法士が石の上で座って考え込んでいる画像

さきほど、お伝えしましたが、日本ではすぐ仕事を辞める人には悪いレッテルが貼られます。

「石の上にも三年」ということわざがあります。「我慢強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ」です。

私たちの父や団塊世代の人間は仕事がしんどくても我慢して、働き続けることが正義であり美学でした。

だからすぐ仕事を辞める人間はダメという文化が根強く残っています。

我慢・・・。辛抱・・・。はっきりいって根性論です。

<br /> ゆういち
昔勤めていた病院のトップが「3年で一人前」ってよくいうてたなぁ。
妻ちか
理学療法士が3年で一人前?それは無理やろう 。

<br /> ゆういち
そうやねん、何の根拠もないわ。


何がなんでも3年続けることに意味はなくて、結局は「どこでどう過ごすか?」が重要になります。

たとえばいまの職場にすごく尊敬できる上司がいたとします。

給料は安いけど「この上司の元で学ばせてもらえれば自分は成長できる」という3年であればいいと思います。

逆にクソ上司で、病院の経営も先行き不安で、自分がやりたいことが他にできたのであれば、そこで過ごす3年には意味がありません。

考えて欲しいのは、

  • 自分がその職場で本当に必要とされているのか。
  • 自分がその職場で本当に成長できるのか。
  • 自分のやりたいことがその職場にあるのか。

の3つです。

それらを考えれば、長くいることが正しいのかどうか自ずと答えはでてくるでしょう。

理学療法士が転職することが当たり前!むしろステップアップと考えろ!

女性理学療法士がステップアップで階段を昇っている画像

普通の会社員なら転職すると「仕事が続かない人」と見られます。

でも医療従事者の場合、転職して職場を変えることには抵抗がない人が多いです。

事情は違うかもしれませんが、医局の医師は経験を積むためにいろんな病院にいきますし、引く手あまたの看護師は理学療法士よりももっと転職を経験しています。

<br /> ゆういち
同じ職場では経験できないこともあるし、経験や引き出しを増やすという意味では職場を変えることは悪くない。
妻ちか
ステップアップって意味やね。
<br /> ゆういち
そうそう。俺も4回職場を変えたけど、経験する患者さんは変わるし、新たな人との出会いもあるから悪いことだけじゃないよ。
妻ちか
逆にずっとひとつの職場でいる同級生の方が変な人が多い。変わり者やから違う職場には行けないってみんないうてるわ。

理学療法士の転職後の未来は自分で決める!何を優先して転職するの?

他人の評価は気にならなくても、転職後本当にいまより条件や環境がよくなるか不安な人もいます。

条件に関しては見学や面接時にはっきりさせてから転職すれば問題はありません。問題は環境面です。

ここでいう環境とは、

  • どんな患者さんが治療対象になるのか
  • スタッフとの人間関係がどうなるのか
  • 学会発表をするのか
  • 勉強会はどれくらいの頻度であるのか
  • 研修費の補助はあるのか
  • 給料は将来的に上がっていくのか
  • 出産して子育てしやすい環境があるのか

などですが、人間関係以外は聞けばわかることなので、そう不安になる必要はありません。

妻ちか
でもその人間関係が問題になるって思っている人も多いと思うよ。

<br /> ゆういち
でも人間関係ばっかりはいってみないとわからんよなぁ。


見学や面談時にすごく良い人そうに見えていたリハビリテーション科のトップでも、一緒に仕事をしてみたら最悪のクソ野郎だったというのはよくあること。

これを100%回避する方法は正直ありません。クソ野郎にうまく合わせるくらいでしょか・・・。

<br /> ゆういち
人間関係は本当に難しいんやけど、何回も転職した経験者からいわせてもらうと、深く考えなくてもいいと思うし、他に考えることがあると思うねん。
妻ちか
どういうこと?
<br /> ゆういち
人間関係はどこにいっても、どんな職業に就いても自分が社長にならない限りは好き勝手ならない。
妻ちか
そうやなぁ。リハビリテーション科のトップとして転職しても、経営者との関係がうまくいかなければ意味がないもんね。
<br /> ゆういち
それなら自分が何を重視して転職をするのか、それを見極める方がよっぽど重要。

わかりやすい例でいうと、給料が安くて転職を希望したとしましょう。

転職候補となる病院の給料がいまよりもかなり高いのであれば、上司がクソ野郎でも我慢しなくてはなりません。

わかりにくい人のためにもうひとつ例をあげましょう。


人工関節の症例を経験したくて人工関節の症例数が多い病院に転職したいと思ったとします。

その病院の給料がある程度安くても、自分が「まあこれくらいの給料なら大丈夫かな」と思えるのであれば転職するべきです。

要はいまの条件や環境と、自分が望む条件や環境を天秤にかけてみてください。

どっちを優先すべきだと思いますか?

転職後の不安なんて考えてたらキリがないので、自分が理学療法士としてどうないたいのか、それだけ考えていれば迷いなんて吹っ飛びますよ。

妻ちか
これから子どもを産みたい女性や、子育て中の女性なら、「仕事と育児の両立」というのでもいいですよ。
<br /> ゆういち
そうやね。それも理学療法士としての働き方のひとつだと思う。中年おやじの理学療法士なら、60歳までをどう過ごすかがイメージできるか、かな。

まとめ

転職にはいろんな要素が絡むので、罪悪感や引け目を感じている人がいるかもしれません。

でも医療職はステップアップのために就職するのが当たり前だし、逆にそうしないと経験は増やせません

あれこれ考えず一歩踏み出してみましょう!

それでも転職後の条件や環境に不安があるなら、転職サイトを利用してみるのもいいでしょう。

転職サイトはキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者に、自分が希望する条件を伝えれば転職先を探してくれます。

キャリアアドバイザーは転職先の病院をリサーチして、どんな患者さんがいるのか、どんなセラピストの構成なのか、そこまで熟知しています。

しかも利用は無料

私も40代になってからの転職で利用させてもらいました。

見学や面接のアポイントメントもキャリアアドバイザーがとってくれますし、本当に転職活動が楽でした。


私が利用したのはPT・OT・ST WORKERという転職サイトです。

すぐに転職しない人も、話を聞いてもらうだけでもできますよ。

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