理学療法士は転職時に年収にもこだわれ!将来後悔しないお金の話

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ゆういち

転職時は年収を絶対上げてきたゆういちです。

理学療法士は年収がなかなか増えないと、ため息ばかりついていませんか?

せっかく苦労して理学療法士になったのに、毎日残業に追われ、休みの日には講習会。 お金をかけて、休みを削り、自己研鑽してるわりには年収が思うように上がらないのはつらいよね。

だから、理学療法士は転職時にお金も重視して欲しいけど、やりがいや人間関係を求める傾向にある。 これってすごくもったいない。

「理学療法士は転職時には年収にもこだわれ!」

いま理学療法士が置かれている現状、そしてこれから迎えるであろう将来を考えると、飛躍的に年収を上げる方法は転職しかない。

あなたがもし年収に悩んでいるなら、お金にこだわって転職するのは間違いじゃない。

今回はやりがいや人間関係ではなく、なぜ転職時にお金にもこだわるべきなのか、その理由をデータに基づいて紹介する。

この記事に書いていること
  • 理学療法士の年収は実質下がっているという事実を厚生労働省のデータで考察。
  • 理学療法士の年収が今後上がることはない保険制度的な理由。
  • 転職時にやりがいや人間関係と同じように年収を重視すべき理由。

少しでも給料を上げたいと悩んでいるなら、ぜひ読んでみて。

目次

理学療法士が大きく年収を上げるチャンスは転職時しかない

理学療法士が年収を大きく上げるチャンス。それは転職時にしかない。 なぜなら、理学療法士の昇給は微々たるもので、役職手当も少なくなってきているから。

以前こちらのブログで理学療法士の昇給についてまとめたことがある。

そのときに算出された理学療法士の平均昇給額は2600円だった。

昇給が2600円ということは、同じ職場で10年働いても月給は26000円しか増えない。

ボーナス分を含めても10年で35万円くらいしか年収が増えない計算になる。(計算方法:26000円×12ヶ月+26000円×ボーナス3ヶ月)

以前は10年ほど勤めればリハビリテーション科の科長か主任になれて、役職手当てが3~5万円くらいもらえた。

それくらい役職手当てがもらえるなら、年収は10年で100万円近く増える。

でもいまは10年で主任になれるかあやしいし、主任になれたとしても役職手当て3万円もつくことも少ない。

そう考えると、月給が数年で5万、10万増えることなんて、同じ職場で働き続けてたらありえないことがわかる。

理学療法士の年収は下がっている確かな証拠

さらに理学療法士の年収は年々下がり続けている。

妻ちか

どこかのホームページにPTの年収は増えてるって書いてけど。

ゆういち

見かけのデータ上はね。でも見かけだけ。

妻ちか

見かけ?

これは厚生労働省の賃金構造基本統計調査のデータをグラフにしたもの。

2009年には393.4万円で2017年には404.9万円になってるから、8年間で理学療法士の平均年収が10万円以上増えたことになる。

妻ちか

やっぱり増えてるやん。

ゆういち

これだけ見るとね。

もうひとつデータを合わせてみる。

さっきの理学療法士の平均年収のグラフ(青)に、平均年齢のグラフ(赤)を足したもの。

理学療法士の平均年齢は2009年には29.9歳だったのに対し、2017年には32.7歳になってる。

グラフを見れば平均年齢は上がってるのに、平均年収は比例して増えてないことがわかる。

特に2015~2017年は年収はほぼ横ばいなのに、平均年齢は1歳以上上がってる。

ゆういち

年齢が上がってるのに、年収が上がらんのはけっこうやばい。

妻ちか

どういうこと?

理学療法士の平均年齢が上がったのは、理学療法士として働いてる人たちも歳をとるから当たり前のこと。

それは問題じゃない。

問題は歳をとって勤続年数も増え、昇給してるはずなのに平均年収が増えてないこと。

これって平均年収が下がってるのと同じ。

だから「理学療法士は年収がどんどん増えてますよ!」なんて短絡的なデータを信じちゃダメ。

理学療法の保険点数は今後上がることはない

理学療法士の年収減にさらに追い打ちをかけるのは、医療と介護の保険点数が下がっていること。

今後もおそらく上がることはまったく期待できず、下がり続けるだろう。

考えなくてもわかるけど、これだけ少子高齢化が進んで財政難の日本で、リハビリに予算をまわす余裕なんてない。

実際20分の理学療法に対する単価も、この20年で約半額くらいになった。

しかも昔は理学療法士や作業療法士は保険点数をけっこう稼げる職種だったけど、いまは単位数の上限も定められて稼げる保険点数もかなり下がってしまった。

「稼げる保険点数が下がる」→「理学療法士に払える給料は増やせない」

近年この繰り返しだし、今後もこの流れは続く。

一度手にした生活水準を下げるのは大変

もうひとつ理学療法士は転職で年収にこだって、上げておく理由がある。 それは一度手にした生活水準を下げるのは大変なこと。

たとえば、40歳で年収500万円の男性理学療法士がいたとする。その人が転職して年収450万円に下げるのは本当に大変。

  • 家のローンを払い続けてる。
  • 子どもが大きくなって、習い事にお金がかかるようになってきた。
  • 子どもが大きくなって、手狭になった車を買い替えたい。
  • 子どもたちの食費が高くなってきたけど、たまにする外食は楽しみだからこれからも行きたい。
  • 生命保険や学資保険が高いけど、子どものことを考えると解約もできない。

などなど、なにかとお金は必要。 それをいきなり年収50万円、月給にすれば3~4万円減らすのは本当に難しい。

妻ちか

国産牛を買ってたのをオージービーフに変えやなあかんな。

ゆういち

そういう節約でカバーできたらええけど、実際は難しい。

人間は一度手にしたものは手放したくない生き物。

外食を楽しんでいた人は外食をがまんしたくないし、ビールを飲んでる人は新ジャンルのビールには変えたくない。

少しはまんできても、これもダメあれもダメとなるとしんどくなっていく。

切り詰めて、節約して、がまんして・・・、そんな生活は長く続かないから、いまの生活を続けるくらいの給料は転職しても確保すべき。

理学療法士は転職にやりがいや人間関係だけを求めるな

理学療法士の転職の話をすると、「やっぱりやりがいが大事」「人間関係がよくないと仕事は続けられない」という人がいる。

これは正論。

本当に正論なんだけど、手取りが減って貧乏な生活を強いられるのも同じくらいつらい

転職時には、いまの職場で手に入らなかったことを条件にする人が多い。

やりがいがないと感じる職場にいる人はやりがいを求めるだろうし、人間関係が最悪な職場にいる人はよい人間関係を次の職場に求める。

でもちょっと待って。

やりがいとか、人間関係って働いてみないとわからんよ

見学に行って仲がよさそうな職場でも、中に入ってみたら人間関係がグチャグチャなんてこともある。

だったら働く前におおよその数字がわかる給料を、転職時の目安にするのは間違いじゃないと思わない?

あなたの考えるやりがいや人間関係が、転職先に絶対ある保証なんてないよ。

まとめ

長くなったのでまとめます。

転職時に年収にもこだわるべき理由
  1. 理学療法士の年収は下がり続けるし、今後は勤続年数を重ねても大きく増えることは難しい。
  2. 医療保険・介護保険の点数は今後もさらに下がり続ける。
  3. 転職先に求めるやりがいや人間関係があるかは不透明。だったら確実にわかる給料を転職の物差しにするのも間違いじゃない。

何度もいうが、今後理学療法士の年収は大きく増えることはない。

だったら、理学療法士が年収を大きく伸ばせる可能性があるのは転職だけ

だから、理学療法士は転職時にやりがいや人間関係を求めがちだけど、年収にもぜひこだわるべきだと思う。

それでもあなたが転職時に「年収も大事だけど、やっぱりやりがいや人間関係も重視したい」というなら、転職サイトを使えばいい。

転職サイトとは、就職先の紹介所のようなもの。

登録すれば、エージェントと呼ばれる担当者があなたの希望を聞いて転職先を探してくれる。

エージェントは紹介する病院や介護施設を訪問したりして、中の状況をよく知ってる。

どんな患者さんが多いのか、どんなことに力を入れているのか、離職率、人間関係など、普通は入職前にわからない情報もエージェントはつかんでいる

もちろん給料のことも相談できる。 登録時に自分の希望する年収を伝えて、それに見合う就職先を探してもらえばいい。

給料の交渉もエージェントを通じて、相手方に掛け合ってもらうこともできる。

転職サイトの利用は完全無料

登録はもちろん、転職が決まっても一切お金は払わなくていい。

履歴書や面接の相談もできるから、どう自分をアピールしていいかわからない人には本当にありがたい。

おすすめの転職サイトは、PT・OT・ST WORKER。転職業界最大手のひとつで、セラピストの利用者も多い。

いますぐ転職する気がなくても、登録してエージェントに相談することもできる。

エージェントは理学療法士の就活市場をずっと見てきてる人だから、何かヒントがもらえると思うよ。

年収が上がらないと悩んでいるなら、登録して相談してみよう。

>> PT・OT・ST WORKERに登録する

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