理学療法士の仕事

理学療法士1年目の悩み解消の鍵は治療技術ではなく相談する力

今回の記事では理学療法士1年目の悩み解消方法についてご紹介します。

国家試験に合格して晴れて理学療法士になっても、そこから1年間は本当に大変です。

何が大変ってそれはもううまく治療ができなこと、これに付きます。

学生時代にもたくさん勉強して、実技の練習をしてきたはずなのに、いざ1人で患者さんを担当すると全然うまく治療ができない。

先輩理学療法士を見ていると、上手に会話して、評価して、治療して。

すごく楽しそうに仕事をしているのに、こっちは汗をかきながらもがいている。

仕事が嫌いじゃないんだけど、こんな情報が続くと不安になりますよね。

そんな新人理学療法士の悩みを解決する方法が「相談する力をつけること」です。

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
相談する力?
ゆういち
ゆういち
俺は相談力って呼んでる。

新人がまずやるべきことは、技術を磨くことでも、知識をつけることでもなく、とにかく相談する力をつけることです。

それができれば、技術や知識はあとからついてきます。

相談力とは何か。

なぜ相談すれば技術や知識から後からついてくるのか。

この記事を読めば悩みを解決して成長に向かうでしょう。

ぜひ最後まで読んでください。

新人理学療法士に本来悩みなんてあってはいけない

私の勝手なイメージですが、そもそも1年目の理学療法士に悩みはないはずです。

というか、本来悩みなんてあってはいけないんですよね。

だって、赤ちゃんは悩んでますか?(本当は悩んでるかもしれないけど)

それは両親が子どものためにいろいろ手伝ってあげたり、欲しいものを欲しいタイミングで渡したりするから。

だから赤ちゃんは不自由なく成長できる。

理学療法士1年目もこれと同じ。リハビリ業界でいえば赤ちゃんみたいなものでしょ?

そんな赤ちゃんに悩んでるのは、職場や上司の対応が悪いんだと思う。

新卒って、国家試験に合格してPTになれたことで、たぶん気持ちは一回落ち着いちゃうんですよね。

PTになって臨床をやってうれしい気持ちが強く、そもそも何がわからないのかがわからず、本当は悩みまでたどりつかない気がします。

行きたい勉強会がないのも、そもそも自分に何が必要かわからないから。

2〜3年目になり、仕事に慣れてきて興味を持つ分野が出てきたり、後輩ができることで疑問などが生じることで悩みだすのかなと。。

新人理学療法士の悩みは3つある

でも現実的に悩んでいる新人理学療法士は多い。

新人理学療法士の悩みは主にふたつある。

新人理学療法士の悩み
  • 先輩と比べて治療技術や知識が足りないこと
  • スタッフとのコミュニケーションや人間関係

この中でも、新人理学療法士の悩みとして圧倒的に多いのが治療技術や知識不足を嘆く声

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
治療技術も知識も足りないのは、1年目やったら仕方ない感じがするけどなぁ。
ゆういち
ゆういち
1年目でもそこは理学療法士。責任を感じてしまうんよね。

治療技術や知識は一朝一夕で身につくものじゃない。

いま偉そうな顔をしている管理者や上司も、1年目には脇汗をかきながら治療にあたっていた時期が必ずある。

そして、その時期を乗り越えて、ようやく治療者として仕事ができてるってことを覚えといてね。

それは新人としてもわかっているつもりでも、何かしら先輩のような治療技術を身につける方法はないのか考えてしまうよね。

ここで大事なことがふたつある。

  1. 先輩セラピストと比べることに意味はない
  2. 治療技術や知識を高めたいなら相談しまくる

まず1年目で自分に実力がないと悩んでも、先輩セラピストと比べるのはやめましょう。

憧れたり、目標にするのはいいけど、「先輩と比べて私は・・」とふさぎ込むくらなら比べるのはやめた方がいい。

よくいるんですよね。「担当が自分じゃなかったら、この患者さんはもっとよくなっているかもしれない」と自分を責める新人が。

たしかに先輩の方がうまく治療ができるのかもしれないけど、何かのご縁があってあなたはその患者さんや利用者さんを担当したわけでしょ。

だったらあなたしかできない治療を提供するしかありません

下手でもいいんです。知識不足でもいいんです。

とにかく一生懸命に患者さんのことを考えて行動する。その意気込みは必ず患者さんに伝わるから

経験不足はいかんともしがたいので、それなら努力量でカバーしよう。

そしてふたつめ。

治療技術や知識を上げたければ、とにかく相談しまくろう

理由は簡単。相談すればするほど、技術や知識は自然と身についていくから。

なぜ相談しまくれば技術や知識が上がるのか?

それは次に詳しく書きます。

理学療法士の仕事は自分一人ではできない

理学療法士の仕事は、自分一人ではできない

多職種のスタッフとコミュニケーションをとることで成り立つ。

これはプロテニスプレーヤーを想像すればいいでしょう。

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
テニスって個人競技やん。あっ、でもダブルスやとふたりか?
ゆういち
ゆういち
いやシングルスやで。

たとえばテニスのシングルスであれば、試合中は1対1の勝負ですよね。

これは理学療法士でいう治療中の状況と同じで、患者さんとは1対1。

でもそこに至るには、コーチやトレーナー、栄養士、ラケットやシューズなどの用具担当の支えや協力がある。

スタッフの支えなく、プロのトーナメントを一人で勝ち抜くなんてできないように、理学療法士も一人で治療をしていくことはできない

先輩理学療法士はもちろん、作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師、栄養士、薬剤師、ケアマネ、ヘルパーなど、一人の患者さんには多くの人が関わっている。

だから「自分がなんとかしよう」という気持ちも大事なのですが、「一人でなんとかしよう」とは思わないでください。

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
これは周りを見る余裕ができてきたら、感じることができるんやけどなぁ。
ゆういち
ゆういち
新人の頃は、自分がなんとかしないとって必死やからね。

野球であれば、ピッチャーのピンチにはバックを守っている選手が必ず力を貸してくれる。

それと同じ。

一人で悩まずに、とにかくスタッフや他職種に相談してね。

そうすれば、必ず壁を突破するヒントがもらえるはず。

そして先輩セラピストや他職種からもらえるヒントは、あなたの技術や知識を向上させる。これはほんま。

理学療法士としての成長は、そのヒントをどれくらいもらって、また挑戦するかにかかっている。

相談する相手は、基本的には職場の理学療法士の先輩でいいでしょう。

プリセプター制度なら担当してくれている先生に悩みや不安を、包み隠さずぶちまけてください。

先輩で解決できないことなら、医師や看護師に相談してもいいよ。

仕事や先輩の愚痴なら、同期とお酒を飲みながら話すのもいいし、ときには両親に相談するのもいいでしょう。

親が理学療法士でなくとも、社会人の先輩ですから、あなたのことを考えてアドバイスしてくれるはず。

しつこいようですが、とにかく自分から積極的にコミュニケーションをとりましょう。

どんな悩みかわからないのが先輩にとっても一番の悩み

話さないと伝わらないことは多いですよ。

理学療法士1年目の悩みをどう乗り切ったのか?先輩の声

ここで、この記事を書いている現在理学療法士2年目のよしださんに登場してもらいます。

どんな悩みを抱えていたのか、そしてどうやって乗り越えたのか聞いてみました。

ゆういち
ゆういち
よしださん、お願いします。
よしだ
よしだ
こちらこそ、お願いします。
ゆういち
ゆういち
早速ですが、よしださんは総合病院で働いていますが、1年目の様子を聞かせてください。
よしだ
よしだ
私の病院は教育システムがしっかりしていたので、入職してそれに乗っかった感じです。
ゆういち
ゆういち
悩みや不安はありましたか?
よしだ
よしだ
それはもちろん。
ゆういち
ゆういち
どんな悩みでしたか?
よしだ
よしだ
やっぱり知識・経験不足で、現場で思うような効果が出せなかったことですね。
ゆういち
ゆういち
どうやってそれを解決しましたか?
よしだ
よしだ
病院内の勉強会が定期的に開催されたり、残って先輩が指導してくれたり。あと失敗してもフォローしてもらえました。
ゆういち
ゆういち
けっこう手厚いね。
よしだ
よしだ
新人がわからないことを気軽に相談できる環境があったので、ストレスは感じませんでしたよ。
ゆういち
ゆういち
気軽に相談できる環境はあればええよね。
よしだ
よしだ
適切なアドバイスをもらえると、ちょっとずつですが視野が広がっていったように思います。
ゆういち
ゆういち
1年目の理学療法士で悩んでいる人になにかメッセージはありますか?
よしだ
よしだ
仕事のやりがいを感じるには自分の成長が不可欠です。そのために努力しないといけないし、足りない部分はどんどん相談した方がいいですね。
ゆういち
ゆういち
なるほど。貴重な意見をありがとうございました。
よしだ
よしだ
こちらこそ、ありがとうございました。

新卒理学療法士の悩みは努力することでしか解消されない

さきほどのよしださんへのインタビューを要点をまとめると、

  • 足りない部分は先輩に相談してアドバイスをもらう
  • 成長してやりがいを感じるには自分の努力も必要
ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
先輩に頼る部分があってもいいけど、やっぱり自分も努力せんとあかんな。
ゆういち
ゆういち
もちろんそうやね。患者さんのニーズに答えるための努力は必要。

入職したての頃は、「本当に自分が理学療法士の仕事を続けていけるのか」と不安に感じることもある。

その不安を消すには自己研鑽しかない

文献を読む、講習会に参加する、伝達講習をしてらうなど、自分でできる努力は怠らないこと。

それでも足りないことがあれば、先輩セラピストに相談してアドバイスをもらえばいいやん。

新卒理学療法士の給料は安いが好転させる方法は転職しかない

ゆういち
ゆういち
最初の方で新人の悩みはふたつって書いたんやけ、実はもうひとつあるねん。
ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
もうひとつ?
ゆういち
ゆういち
お金のことで悩む1年目もいてるんよね。

あなたも知ってるように理学療法士の年収は年々下がっている。

特に新卒の年収は300万円を切ることもあり、新人理学療法士にとっては悩みのタネとなることも。

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
でも一旦入職したら給料は昇給以外にあがらんやろ?
ゆういち
ゆういち
そうやねん。ボーナスが減ることはあっても、上がることはほぼないしなぁ。

新人理学療法士で給料に不満がある人が、給料を上げる方法は定期昇給しかない。

定期昇給では、新年度を迎える4月に基本給が上がるけど、この昇給額がびびたるもの。

多くても5000円、少なければ500円、多くの病院や介護施設では2000~3000円です。

ゆういちの妻
ちか
ゆういちの妻
ちか
あんたは昇給額が500円っていわれて、入職を断ったことあるもんなww
ゆういち
ゆういち
それは苦い思い出や。

昇給が2000円であれば、年収は3万円弱しか増えず、定期昇給で期待するほど年収が上がることはない。

ではどうやって年収を上げるのか?

新人で給料に不満がある場合の解決方法は、違う病院や介護施設に転職するしかない

だって、一度就職した人の給料ベースを見直すなんてありえないから。

「でも1年目だし、転職なんてできるの?」と思う人は、別記事で詳しく書いていますので、そちらをお読みください。

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